人生キラキラ

朝起きて窓を開けると秋の匂い・・・
鼻腔を通って喉を通って、私の身体の中に染みわたるこの冷気、素晴らしいです。
黄金に輝く季節、まさにキラキラ。

早朝7時の高速バスで大分に向かっている車中です。

しばらくの間、夏の疲れでなんとなく体調がすぐれず、なんとなく忙しく、
ブログを書く気力がありませんでした。

先月体育の日、太極拳の福岡市のお祭りが無事に終わりました。
今年は、いちにの会が楊式に初チャレンジし28式を演武、
まいぺーすチームも、「平均75歳の手習い」で、楊式8式を頑張りました。
毎週の練習の他に練習時間を確保して、約半年でなんとかそれっぽい形ができて、
私はとても満足しています。
他人の評価は気にせず、
自分達が頑張った証は、自身に確実に刻まれているので、
それを自信にして、これからも、体得し発見していくことの快感を感じてほしいです。

毎週の教室にあまり参加できない、最年少N田さんは、
今回は個人の演武だけに出場しました。
彼は制定拳の24式を演武したのですが、昨年の失敗を一応挽回し、ひと段落しました。
大会後の教室で「これから、拳式、何やりたい?」って聞いたら
「ボク、楊式やりたいです!」って言ってくれました。
すごく嬉しかった。

N田さんのことはよく他の団体の方から、「あなたのお弟子さんのあの・・・」ってことで話しかけられることがあります。
でも「弟子」という言葉に違和感を覚えてしまうんですよね。
私は弟子なんてとりません(笑)
そんな度量もないし、みんな「生徒ちゃん」です。
というか、後輩くらいでちょうどいいです。
ちょっとだけ、皆より早く太極拳をやりはじめただけ。
ちょっとだけ、興味を覚えて学んだり考えたりする機会を作っているだけ。
そして「ねぇねぇ、太極拳って、めっちゃいいって!」と宣伝して回っているおばちゃんです。
太極拳の良さをみんなで共有したくて、
習ったり自分で工夫したり考えたりして、教えながら私も頑張っているんです。
集団演武は、私の教室においては、張り合うこととかそろえることが目的じゃないです。
つながることが目的です。太極拳はそれが可能です。
肉体を使って、練習することが前提の話ですが。

私の教室の生徒ちゃんがもし、他の先生に習いたいと言ったら、
まぁ少しは寂しいと感じるかもしれないけど、引き留めたりしないと思います。
目的が太極拳なら、いいんです。
そして他に移った後、どこかで再会しても、普通に挨拶できると思います。
逆に、太極拳や私が嫌いだったら、教室を辞めてほしいです。(笑)

団体やリーダーどうしが目先のことで対立したり、嫉妬し合ったり、○カバカしい。
指導者は、生徒がハッピーになるように頑張るべきです。
業界自体を発展させ、太極拳の良さを広く伝えたければ、
自分が幸せでなければならないし、愛好者によい経験をさせてあげなければならない。
もちろんそれは、過保護とか媚びを売るとかじゃないです。

こういう話を、他県の拳友に話していたら、
「まさよちゃん、だいたいの教室は、指導者がハッピーでいられるように、
生徒が気を遣うっていうおかしなことが常識なんだよ」
また別の拳友は
「なんだか太極拳が義務になってきててつらい。しがらみとかなにも知らなかった時は楽しかった」
まぁ。。。。
そうですよね、私もそういうのがイヤだったから、
自分の生徒にはそんな気持ちで太極拳をやってほしくないから、
今の状況に至っているのですが。。。(苦笑)

習うだけのうちが、本当に楽です。
一人一人、すべてが違う人達に教えることは、苦悩の連続です。
でも、教えることでいろんな面で成長できたし、楽しい思い出もたくさんできました。
「ねぇ、何を教えてほしい?」って問いかけた時
「先生の教えたいことを習いたい」って言ってくれる生徒ちゃんのために、
そして、自分の幸せのために、少しずつ頑張りたいです。

先月、マスターの命日でした。
1年か・・・短いような長いような、ふしぎな感じ。この1年、私は何ができたかな。
 私の天命って、なんだろな。

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