実りたい秋

台風が去って、びっくりするほど空気の色が変わりました。自然のドラマ、感動的です。

そして私自身も、いろんな要因が重なり、自分の体調のドラマに右往左往しております。なんなんでしょうね、年齢的なものもあるかもしれませんが、元気で何も変わらないようで何かが違う。今までの、こんなときにはこうすれば改善するという法則が当てはまらなくて、ちょっとしたどうでもいいことにも神経質になってしまっています。

このコロナ禍で、太極拳の合宿や講習会に参加できない機会を利用して取り組んでいるお勉強も、あれこれ詰め込み過ぎて今はちょっと疲れ気味なのもあるかな(笑)

世の中がどのようになるかわからない中、出来ないことを少なくしておくほうがいいと確信しているので、私自身のお勉強もそうですが、両親にも、ガラケーからスマホに変えてもらい、ビデオ通話やらネットの使い方やらを教えたりしたかったのですが、これがまた・・・(苦笑)

私自身、生涯慌ただしく生きているような気がするので、この先、両親を付きっ切りでサポートすることは難しい、でも常時心配だし、寂しい思いもさせたくない、調子が悪かったらすぐに教えてほしいし、会わない間にボケていたなんてことは悲しい。同時に、これと言って没頭する趣味も持たない両親に、何か刺激を・・・と、私の為にも両親のためにも考えたのが、スマホいじりだったのですが、予想外の展開でした(汗

私の周りの高齢者は、そういうものをサクサク使いこなしている方が多いので、うちの両親も大丈夫だろうと思っていました。母はまだいいです。女性は器用で機転が利きますね。父親が、ヤバイ!逆にボケそうだ(笑)

さて。先日、念願の「栁丁」に行きました。

マスター亡き後、奥様が土日のみランチ&カフェ営業をされています。マスターがランチ営業用に考案した野菜カレーと鯛のお出汁のラーメンorちゃんぽんがメインメニューです。そしてコーヒーは、マスターがハニー珈琲さんと作った「栁丁ブレンド」。まさに、マスターの遺言のようなメニュー。営業を引き継いでくれたママさんに感謝。

でも、我々は、夏限定の冷や汁を予約(笑)


世の中の全てから離れさせてくれるような静かな場所。カウンターの中には、病気できつくて立っていられなかったマスターが座っていた大きな椅子がまだありました。私の心を原点に戻してくれるような、そして頑張れと言ってくれているような、懐かしい空間。

最初にマスターを紹介してくれて、よく一緒にお店に通った友達と、マスターの料理やお酒の話、そして、二人してマスターに聞いてもらっていた愚痴話で盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

マスターからもらった言葉

中国儒学者の「義を先にして利を後にする者は栄える」に由来する言葉、みたいです。マスターは、利を後にしすぎたような気がする・・・・私はタイミングを間違えないようにしよう(苦笑)


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