秋の夜

朝晩のヒンヤリした空気に、胸がキュン♡ってなります。(心臓が悪いわけではないですよ)

この季節の雰囲気にとろりと身を委ね、旬の食材を買って料理をし、それを食べながらお酒を飲むという行為が、やたらと至福に感じます。いつもそうじゃないかと突っ込まれそうですが。

で、満月の夜、うちのベランダでは、第2期生が・・・・

静かに花びらを広げていく姿に、細く上品な息遣いが聞こえてくるような神秘的な時間。「白無垢」って言葉が似あいます。

育てているものが成長したり、自分の努力したことが身につくことほど、嬉しいことって他にあるでしょうか。自分で培ったものは、絶対に自分を裏切らない。コロナの世、誤魔化しや伊達でやっていたことが通じなくなり、基盤や芯や軸みないなものが一層大事になり、それがすべてを決めてくる。

反面、最近の私は「個」ではいけないのかなと感じる機会が多くて。。。

例えば、家族や他人と暮すことで、物理的制約や心に葛藤が出てくるわけだけど、それはもしかしたら負の影響だけじゃなく、作用反作用のようにいい面もあるのかも知れない。楽しいことや嬉しいことがあったときに、分かち合うこともできるし相乗効果も生まれる。

ワインを1本頂いて、一人だったら1本分全部飲める。2人だと飲める量は半分になるけど、一人で飲むより絶対楽しい。料理も作ろうかとなるし(私は一人飲みでも作るけど)グラスも買おうかとなる。この月下美人も、生徒ちゃんから「一人で楽しむの?」って言われてしまったので、咲いている様子を、数人の知人にラインで送りまくりました!正直、楽しかった(笑)

最近までは、これに似たことが、レッスンや教室、飲み会なんかでできていたのだけど、コロナのおかげでそういう機会も少なくなって。

という話を、先日スポーツクラブの生徒ちゃん方達と話していて、私が「ペットとか飼ったほうがいいのかな」と言うと、人生の大先輩である生徒ちゃん達は「センセ!ペットはダメよ!!自分で何もできないから!!人間のオトナにしときっ!」ってなアドバイスを頂きました(笑)面白いよね。

群れるのが苦手な私は、小さな頃から、班長や級長や生徒会とやらに立候補して、皆と一緒に同じことをやるということを避けてきたんだなぁと。会社勤めの頃は社員旅行や飲み会では必ず幹事だったなぁ。でも、そうやってみんなのお世話をするのは好き。みんなの喜ぶ顔を思い浮かべて計画を立てるのは、ある意味趣味。今は、群れることを避けていないけど、なんとなくそういう流れになってしまっている。社交的だし協調性もあると自分では思っているけれど、なにせ、気を遣い過ぎて張り過ぎて疲れ果ててしまう。特に今の世の中は色んな人がいるので・・・ひとりキャンプをしているとある芸人の気持ちがわかるような気がします。

ところが、神経質な自分が嫌いじゃないんだよね~(笑) 

先日、両親が結婚48周年を迎えたと聞いて「ホラーだ」と思いました。すんごい罵り合っていた(現在進行形ですが)他人同士が・・・人間のオトナってすごい。

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