春が来た

 たいへんご無沙汰しておりました。

すっかり春ですね。この春は特に美しく感じます。いや、実際に美しいです。

コロナとは、なんと賢いヤツなのだろうと、つくづく感じています。もちろん、私を含め、苦しい経験を余儀なくされた方々もいらっしゃるのですが、一方で、私には、ただのウイルスじゃなくて、宇宙からやってきた「人類のあるべき姿の指南役」に思えます。(変な宗教じゃないです💦)

年度替わりという節目、コロナという「魔法のレンズ」は、私に色んなことを見せつけてくれています。幻滅する発見もあったし嬉しい発見もあったし、自分の弱い部分や強すぎる部分にも気づくことができました。胃が痛い頭が痛いというより「心が重い」ここ数ヶ月でした。

決して攻撃されたとか責められたわけじゃないです。ただ・・・見えただけ・・・ です。

しばらくは、ネガティブなことを書きそうでブログの画面を開く気になれませんでした。でも、この春の緩やかな空気と、事がまとまってきた安心感とすっきり感に、書こうかなと思えました。

色々な局面にあたり、私が一番大事だと思ったこと、一番発した言葉、それは「根本」でした。「根本」を求め理解できれば、直面している事象に合点がいきました。「根本」は「軸」であり、そしてこれも「魔法のレンズ」だと思えるのです。

いいことばかりではないです。お互いの根本が違うことが判ってご縁がなくなることもありました。反面、絶対無理と思っていた人や世界が違うと思っていたことと根本が合致していることが判って、広がりが生まれることもありました。根本が合っていると、いちいちすり合わせしたり説明しなくても同じ方向に進めたり流れが乱れたりしないのでとても心地良いです。

太極拳もピラティスも、法則や目的という根本をしっかり理解し身体に落とし込めていれば、あとのバリエーションは無限大だし、そこに工夫の楽しさや学ぶ喜びが生まれてきます。できない動きにぶつかったときは、自分の根本を見つめ直してみる。つまりは、進まない物事、うまくいかない人間関係などにぶつかったときこそ、自分の軸を強く太くしていくチャンスだし、強く太くなれば、それに相対するだけの奥行きや広さや喜びや幸せが享受できるのだなぁと感じるのです。

いくら隠してもなにかのフリをしていても「魔法のレンズ」は見せてくれる、自分も他人も気づいていないことに気づかせてくれる、身体の動かし方や学び方ひとつをとってもその人の「根本」は染み出していて、・・・というふうに、すべて合点がいくわけです。

春が来てよかったです。自然は有り難い存在。自然界も大いなる「魔法のレンズ」ですよね。

「根本」は、宇宙とつながっているような気がします。「根本」が、自然の摂理に照らしてそう間違っていなければ、そして努力を怠らなければ、どんなに苦しいことがあっても、きっとこの春のような幸せがもたらされるような気がします。


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