スポーツの秋っていいますし


 日傘を、南に傾けてさすようになりました。風もさわやか。でも、街を歩きながら思いっきり深呼吸して、潰れた銀杏のニオイが鼻腔を直撃した時は、心の底からガッカリします。

心に受けたストレスは、肩こりや腰痛、腹痛や頭痛などになって、筋肉や内臓に現れるものですが、それらがどんどん慢性化していくと、不調が日常になってしまい「いつものことだから」と放置されてしまい、蓄積して、気づいた頃にはオオゴトになっていることもあります。運動をしたり柔軟体操などをしたとき、なんとなくスッキリ気持ちがいいと感じるのは、身体に蓄積していた不調を解消することで、心も元気になるからです。鎮痛薬や湿布に頼らず、自分で自分の身体を整えていくことの大切さを伝えていくことは、重要なことと思っています。

私は以前から、「太極拳って性格出るよぉ~」と言っていますが、それはなまじっか冗談ではなく、私の経験から感じることです。

寛容だとか後ろ向きだとかの考え方の傾向、怒りっぽいとか高飛車だとかおっとりしているとかの性格、そういうことも、その人の身体を形作っていて、どんなに取り繕っても、一定の課題の下に行う身体操作、指導に対する態度には、その人の本質が如実に現れます。

ただ、それらの行動について、本人には悪意はほとんどなくて、もう、ざっくり言うと「クセ」なんですよね。だけど、その「クセ」のせいで目的とする動作ができないとか、ストレスの蓄積で筋肉が硬直してしまって、運動の邪魔をしているとかいうことが多々なんです。もちろん私もそうです。そのクセが、いろんな意味で、その人を生きづらくしていることがあると思うんです。

こんなことを、対話でのカウンセリングで解消していこうとすると、結局はネガティブな言葉ばかりになって本人を責めることになるけれど、運動においては、厄介なクセが身体の固さや痛さや動きで確認できる。動作ができるように何度も何度も練習したり毎日少しずつストレッチすることで、できなかったことができるようになって、そのことが色んなところに、良い波及になると思います。そんな治療にも似た運動を指導したいと思うと、なかなかのなかなかで・・・核心を突くと反感を買いそうだし、これは論文じゃないので割愛しますが(笑)、ま、楽しくね♪

で、今の私は、今までやってきた生活や仕事に対する向き合い方を変えなければいけない・・・かもしれない時期に来ていて、 やはり、自分が持っている、色んな方面に対する向き合い方の「クセ」を、世の中が、ここらへんで修正掛けようぜと、教えてくれているのだなと、省みている今日この頃。

「強みは、ともすると、弱みにもなる」・・・そっか。バランス、やっぱり大事だよね。

ストレッチでも運動でも、柔らかいところや得意な動きばかりをやって、やりにくいところはやらないですよね(笑) そうやって、得意なところと不得意なところの差がだんだん大きくなって、バランスを崩して怪我をする・・・という、ひとりの人間の中におこりうることが、心や脳にも、周囲との関係にも、世の中にも、自然環境にも・・・ 

身体は小宇宙なんですよね。

話は変わりますが、料理をすると心が整うって、誰かが言っていました。すごくよくわかる。イヤことがあって落ち込んでも、失敗して自己嫌悪になっても、ダラダラ過ごして後悔しても、きちんと料理をすると気分がすっきりして満たされた気持ちになります。ワクチン接種の副反応に備えてお休みをもらっていたので、サンドイッチなんぞを丁寧に作ってみました♡

ダラダラ過ごした半日が、これでキラキラ☆ 

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